分散開発におけるAgile Planningを支えるツールたち

それはSkype, Screen, Wikiです。

今の企業ではとても上手くScreenとWikiを使っており、その使い方は注目に値します。

ここでは、Wikiそのものをコンソール上で編集できる仕組みを作っています。これはCursesを使って実現しているのですが、分散開発におけるAgileなPlanningにぴったりです。コンソール上でWikiを開き、そのセッションを複数人で共有することで、Wikiを複数人で共同編集できるようにしています。これがポイントです。

これにより、チームが地理的に分散していても、複数人でホワイトボードを共有することができます。Wikiを複数人で結果をリアルタイムに見ながら、編集することが可能になることで、Skypeで話し合った事項を即時に反映していくことができます。

このようにすれば、一箇所に人が集まらなくても会議ができてしまいます。今の会社では、このようにScreenとWikiを組み合わせて使うことでプラニングをしています。実際にWikiをどのように使ってプラニングをしているかは、以前のエントリで書いたので参考にしてみてください。

ベンチャー企業では、「優秀な人」が大事であり、その人がいる「場所」はあまり重要ではありません。分散していても開発できる仕組みさえあれば、優秀な人を集めることができ、効率的に開発することができます。

実際に言うのは簡単ですが、それを実務レベルで行えるレベルまで昇華した仕組みを実現しているところがとても偉大です。ウィコノミクスの世界にでてくる近未来を見ているかのようです。ここでの開発は、分散開発の最終形態の一つであり、学ぶべきところが多いです。