Perl CPANモジュールガイド Rocks!

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PerlCPANという環境があるからこそ、今も一線で使われ続けているといっても過言ではありません。しかし、その最大の利点は、同時に初中級者にとっては問題にもなりえます。それは、モジュール量が多すぎて、何を選択すればよいかを判断するのが難しいからです。

熟練したユーザーは、モジュールの開発者、モジュールのソース、モジュールの依存量、サービスでの利用実績などから、モジュールの選択をします。しかし、これを数多くのモジュールに対してするのは、なかなか業務で忙しい方がするのは時に難しいでしょう。

だからこそ、良いモジュールを紹介するガイド役として、CPANのソムリエが必要となります。しかし、今まではそのようなノウハウはコミュニティでのみ共有されており、広く一般に知られたものではありませんでした。

富田さんのCPANモジュールガイド(http://cpanbook.koneta.org/)は、まさにこのCPANソムリエ役であり、多くのPerlユーザーにとってモジュール選択の指針となることでしょう。この本を読むことでモジュールの使い方をPOD以上に詳しく学べるだけでなく、今後新しく出てくるモジュール選択の指針の基準としても使うことができるのではないかと思います。

今日のCPANモジュール(http://e8y.net/mag/)は過去に読まれた方も多いのではないでしょうか。その富田さんが書かれたCPANモジュールのレファレンスであり、素晴らしいレファレンスになっています。

初中級者にとっての「実用的」なレファレンスとしてはもちろんのこと、モジュールを選択するための一つの指針にもなりうる本であり、多くのPerlユーザーにお勧めできる本ではないかと思います。

# 献本頂きありがとうございました!これだけ数多くのモジュールを丁寧にまとめられた富田さんの素晴らしい仕事にはただただ感動しますね。お疲れさまでした!