国際化時に発生する問題点
国際化といっても、単純なローカライズ作業とは違い、文字列を置き換えるだけでは国際化というのはできません。国際化をするには、数多くの問題を解決しなければいけません。
国際化をするときに発生するのは、以下のような問題です
- メッセージの長さによってレイアウトが崩れる
- マルチバイト文字列の文字数カウントができない
- 数値フォーマットが言語毎に異なる
- 言語の順が英語と異なる(これは色々なところで問題になります)
- マルチバイト文字列のソートができない
- テキストのエンコーディングの違いによる文字化け
- メール送受信のエンコーディングの問題
- 添付ファイルのcharsetの問題
これに、技術的な問題が幾つかでてきます。
- 利用ライブラリの国際化の問題
- 利用するライブラリを直接国際化するのは、そのライブラリが国際化フレームワークをもっていないと手をいれることができないため、国際化が難しくなります。
- 開発言語毎の国際化フレームワーク開発の問題
- 言語毎にライブラリの充実度が異なり、実装の難易度が大分変わってきます
上記のような問題をどのように解決する方法についても書いていきたいと思います。