Cloud Computingでの多段キャッシュ

ふと思ったのだけれど、
http://eucalyptus.cs.ucsb.edu/
はS3互換のAPIを出してるわけで、S3=>Eucalyptus とか多段でクラウドを使うってすればいんじゃないかと思った。信頼性/性能の高い順にクラウドが多段で並べて使うというイメージ。

APIデファクトを真似られてしまって、複数のクラウドを選択して、多段で使うようになるなんて時代もやってくるかもしれないなぁ。S3が8時間も落ちちゃう今の時代ですぐに使えるレベルにはならないとは思うけど、10年スパンで考えると普通にありえそうな世界。

特にAPIが切りやすそうなストレージの層は、5年くらいで抽象化が進んでしまうかもしれないなぁ。感覚的にはS3のようなものは、どこでも同じような形で使えるようになっていくような気がする。日本でそうなるかはさておき、既に上記のベンチャーも出てきているわけだし、予想されうる未来ではある気がする。

そうなると、レンタルクラウドコンピューティング屋さんってのが10年後あたりにはもっとPopularな分野になっているかもしれないなぁ。今のレンタルサーバー屋さんくらいのの感覚で。どういうクラウドを提供するのかっていうのも、アプリケーションの特性毎にかわるはずで、このクラウドの層もさらに細分化が進んでいくとは思うのだけれど。

脱線しはじめたので、この辺で。

# Net::Amazon::S3のEndpointをEucalyptusに変えるHackをworemacxさんがしてたような。あのパッチとりこんでもらって、psh3llもendpoint切り替えるようにするかなぁ。そうすると、CHI::Driver::S3で、EucalyptusとS3への多段キャッシュがお手軽に。といっても、今みたいに同期でキャッシュするのはさすがに使い方としてはないかもなぁ... けど、コンセプト的には多段クラウドのキャッシュっていうのは、そういうイメージなんだなぁ。

# woremacxさんのは、これかな。Eucalyptusじゃないけれど、修正としては同じ修正でよさそう。
http://blog.woremacx.com/2008/06/use-net-amazon-s3-for-park-place-host.html