サービス開発者の中の分業

サービス開発者というのは、もう少し細分化されるようになって、一つはデータに対して意味付けを与える開発者と、それを利用してWebサービスを作る開発者。

どちらの層にも重要になってくるのは、クラウドの層に対する知識があるかないかということ。特にデータに意味付けを与える側は、データ量に対する計算の速度(オーダー)を意識できる必要があって、さらに分散コンピューティングに対する知識が求められるという形になっていく。

今は、機会学習、音声言語、画像解析などのデータに対して意味付けをする分野は研究所にいくかGoogleに行くかという選択肢しかないけれど、大規模データを触れるインフラが整いだすと、少し状況が変わるかもしれない。

日本でもはてなPFIと連携して、データの意味にまで踏み込もうとしていることを考えると、Webアプリケーションの開発という分野も少しずつ変わってきているなぁという気がする。これがどれだけ凄いのかということが、一般の層にはおそらくあまり伝わらないとは思うのだけれど、明らかに半歩先の領域に踏み込んでいると思う。

サービス開発者の中でも少しずつ分業が進んでいく中で、どこの層に対して強みをもって、複数の層を知っている事に強みを出すのか、よりニッチな層に対して攻めるべきかは悩ましいけれど、全体を知りながらサービスをデザインできるようになりたいなぁとは思う。